東京都文京区 某マンション　

日軽サッシ 汎用品戸車

仕様：掃出し窓 汎用品戸車×13個 加工あり
上記施工例：キャンペーン価格　税込57,240円（戸車代、施工費等含む）

本郷で築45年の集合賃貸住宅を経営しております。外装と内装はむろん大規模改修を行っていますが、サッシ関係だけは躯体を壊さないと入れ替えが出来ず、メーカーにも45年前の戸車の在庫は既に無い状況。当初はカバー工法でとも考えましたが、数十万単位のとんでもない費用が必用であると分かり…決断しかねていました。そうこうするうち、あるお部屋のベランダに面した4枚引き違い戸の状態が数年前から調子が悪くなり、最近では両手でやっと動くかどうかという状況に陥ってしまいました。「適切な戸車を使って入れ替え、適切に処理しないと復活出来ない」とメーカーの方からもそう聞いていましたし、肝心の戸車すら現存しない状況にどうすれば良いか困っていました。サッシが普及し始めた初期のレールは表面がフラットなため、戸車の表面も一般的なラウンド状のものでなく表面が平らなタイプ、このタイプは入手すら容易ではないとか。賃貸経営に関わる非常に重要なことなので真剣にネット検索し始めた頃、このページを目にしお客様からのこうした感想を読んだ結果、後藤さんへ今回の修理を依頼しました。サッシの戸車には「ブレ止め」と呼ぶプラスチックの部品が付いていてレールから外れないような仕組みになっていますが、当方のサッシにはその「ブレ止め」が欠損している状態でした。今回の修理費用が非常に高額になってしまった理由はここに有ったようです。「ブレ止め」は戸車と一体に成っているため、「ブレ止め」のみ取り付けることは不可能とか。しかも当方のサッシが必用とする表面がフラットな戸車の在庫パーツには、肝心のこの「ブレ止め」が付属していないため、「ブレ止め」が付いている一般的な表面がラウンド状の戸車を「ブレ止め」機能の目的のみのため、一枚のサッシ戸に2個も追加して取り付けざるを得ませんでした。レール自体をラウンド状のものにするため上にカバーするやり方もあるそうですが、色々な理由から後藤さんはこの方法を選択されたそうです。つまり一枚のサッシ戸に合計4個もの戸車を必用とするサッシ戸が3枚もあり、最終的に4枚のサッシ戸で合計13個もの戸車交換ということに相成りました。作業を眺めていて分かったのは、戸車の取り付けには非常に微妙な「調整」が必用なようで、パーツを削ったり切ったりしながら取り付け作業されてましたので、たとえ部品が目の前に揃ったとしても、素人には容易に出来る修理でないことを改めて実感しました。中央の合わせに出来ていた隙間も、戸車取り付け後の調整によりピッタリ密着して、クレッセントも正常に掛かるようになりました。最後にレールにシリコンスプレーも散布したので指で窓枠を掴んだだけでスムースに動くようになり非常に満足しております。なにせ45年前のサッシがこのように復活出来たこと自体にこころを動かされました。遠方からいらしゃるため、事前の現調により予想される費用が掴めなかったことは残念に感じましたが、今回の件で他所のお部屋の修理費用が大よそ掴めました。事前の連絡はむろん、様々な質問にも丁寧に説明下さる誠実な方ですし、ご自身の仕事の質に誇りを持って作業されていることをこちらも感じました。賞味2時間半の作業で13個もの戸車を取り付けていただき、税込みパーキング代金なしの費用が合計57,240円。基本料金に含まれない11個の追加戸車を3000円/個に値引きして下さった価格です。これを高いと見るか否かは、どれだけその修理を必用とするのか、その切迫度によって決まるのかもしれません。私の場合、修理して戴いたいた今の良好な状態がどれだけ維持されるのか、満足度はそこにあるかなと感じています。

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http://metalandglassgoto.la.coocan.jp/works/sash/repair/toguruma.html