レトロでアンティークな仕上がり　ガラスパテ施工

希少になったガラスパテの工事を職人30年以上の後藤が施工いたします！

当店は職人歴30年以上の店主が一人で経営を行っているお店です。個人経営ですので営業マンやオペレーターではなく、直接店主がお客様一人ひとりにご対応しております。今では施工できる職人さんが少なくなってしまったガラスパテの施工を店主がご提案させていただきます。ご提案からお見積り、現地調査、施工まで、同じ人が担当できるのは個人経営だからできるサービスです。希少になったガラスパテの施工ができる、店主の後藤がご対応させていただきます。

ガラスパテとは

最近ではあまり見かけなくなりましたが、昔の建具にシリコンやガスケットの代わりに使用されていたものがガラスパテになります。始めは白い粘土のような状態で、時間をかけて固まります。一見パテでガラスを固定しているように思えますが、ガラスの固定はパテ付する前に取付けするガラスクリップや板くぎで行われています。水密性や気密性が保たれる役割をするのがガラスパテになります。今でもよく探すと、古い工場などでガラスパテで施工されているスチール製の建具を見つけることができます。

なぜ今でもガラスパテの施工ができるのか？

私が職人の修業を始めた頃は、まだ学校や工場にはスチール製の建具にガラスパテで施工された窓がありました。都営住宅には木製の建具にガラスパテで施工された窓がありました。既に当時シリコンでの施工が主流でしたので、ガラスパテで施工されているガラスの修理はパテを撤去してシリコンで施工するのが通常の納め方でした。私が修業したお店の親方は、シリコンでの施工が苦手だったのです。パテで施工されているガラスの修理はパテで修理すると教わりました。そのお掛けで、今では施工できる職人さんが少なくなってしまった、ガラスパテ施工の技術を習得することができました。

エイジング塗装をした建具やドアにマッチするガラスパテ施工

アンティークやレトロな物が流行り、一部の店舗や住宅などでもガラスパテのおもむきのある納まりが見直され、少しずつ設計事務所様などからのお問合せが増えてきました。重要文化財のガラスパテの修繕などのお問合せも増えてきております。しかし、ガラスパテで施工できる職人がどんどん少なくなっています。今後需要がなくなるからと、若い職人にガラスパテの技術の引き継ぎを行わず、ガラスパテの施工ができる職人さんが高齢になり、現場から引退してしまうからです。今では希少になってしまったガラスパテを当店では施工可能です。レトロでアンティークな感じになり、とてもお洒落な仕上がりになります。エイジング塗装をした建具やドアにガラスパテで施工するとワンランク上の仕上がりになります。

ガラスパテの施工方法

ガラスパテとはどのようにせこうされるか、三角パテという施工方法を簡単にご説明いたします。
1.パテを適度な硬さになるまでよく練り、室内側のパテじゃくりにパテをすり付けます。
2.すり付けたパテにガラスを圧着します。
3.昔はスチール製建具にはガラスクリップ、木製建具には三角形の板くぎという物でガラスを固定していましたが、
　最近では入手が困難ですので、小さいアングルやくぎなどでガラスを固定します。
4.ガラスを圧着した際に、はみ出たパテのパテ切りを行います。
5.パテの表面を平らに仕上げて敷きパテの完成です。
6.室外側のパテじゃくりにパテをすり付けます。
7.パテ切りを行います。
8.表面が平滑になるようにへら引き仕上げを行い抑えパテの完成です。

室内側パテじゃくりにパテをすり付ける

ガラスを圧着する

くぎでガラスを固定する

はみ出たパテのパテ切りを行う

表面を仕上げて敷きパテの完成

室外側パテじゃくりにパテをすり付ける

パテ切りを行う

平滑に仕上げて抑えパテの完成

ガラスパテの施工条件と出張可能な地域

ガラスパテの施工条件
ガラスパテの施工ができる職人は店主一人しかおりません。工期が少ない現場や、短期間で大量の施工が必要、連続して何日も同じ現場での作業が必要、などの工事の場合はお引受けできません。

出張可能な地域
基本的には東京都全域と、埼玉県、神奈川県、千葉県の一部地域になります。遠方費（高速代、ガソリン代、人件費等）を頂ければ
多少遠方でもご対応させて頂くことは可能です。詳しくはお問合せください。